日本神話の本当のところを知っていますか?

「神話を忘れた民族は100年以内に滅ぶ」

これはイギリスの歴史学者、トインビーの言葉。

私たちはどれだけ、「自国の神話」を知っているのでしょうか?

そして知っているつもりで、どれだけその本当のところを理解しているのでしょうか?

小さな頃から各国の神話は読んでいたので、もちろん日本神話は読んでいました。

知ってるつもりだった。

上っ面だけなぞって、知ったふりをしていただけ。

ただ、読んだだけで何も理解していなかったと気づいたのは、つい最近のことです。

どうしてそんなにも神話が重要なのか、という事に気がついたのもその時です。

幼児化する男性と、男性化していく女性は何故増えているのか?

プロフィールにある通り、私は非常に男性化している自分に対して危機感を感じ、パートナーシップについて学びたい、女性性と男性性を体系的に学びたいと切望するようになり、ご縁の繋がりから、山下弘司先生の元で学び始めます。

「和のひめレッスン」日本神話から学ぶ大人の女性の在り方。

日本神話に登場する女神12柱のエピソードの奥にある本質を読み解き、大人の女性への過程や在り方を知るというこの講座は、回を重ねるたびに根底からいろんなものが覆され、衝撃と納得の連続でした。

今まで持っていた男女に関わる価値観や前提が、そもそも間違っていたことや、ずっと感じていた違和感が何故だったのかスッキリし、湧いてきたのはひとつの疑問。

どうして私たちはこの事に気がついていなかったのか?

本来、日本神話は家庭でも、教育の場でも語られるもので、継承されて行くものだったけれど、ある時期を境に、それは無かったことになり、神話として残ってはいるけれどその本質は伝えられず忘れられて久しいのです。

その間にすり替えられた価値観から、私たちは迷子になりすれ違い、苦しみだけが募っている現状はここからきています。

幼児化する男性、男性化する女性。

この上ないバランスの悪さなのに、気がつかずにベクトルが急加速して起きたことは、大人になれずにお互いに愛されたい、与えて欲しいという飢餓にも似た感覚だけが累積された大人たち。

この文化がこのまま継承されていくとどうなるのでしょうか?

性別が分かれているのは、ちゃんと理由があるのです。

男女の役割の真実を踏まえ、それぞれ補い合い、活かし合うことを知り実践することで世界は調和していきます。

この男女の役割の真実を知らないことが、歪みをもたらしていて、前提がズレていると、行動はズレていくので、結果はやはりズレたものとなっている。

日本神話にはこの真実が全て、神々の姿を通じて語られているということを思い出さなければ、私たちは冒頭の神話を忘れた民族になってしまうということなのです。

和の心を知るということは、私たちの魂の本質を知るということ。

和のひめとは何か?

おとめから、ひめへ、ひめから、めがみへ。

ひめは自分が輝きたいのではなく、相手を輝かせる存在。

大人の女性は、めがみとなり、自らも輝き、相手を輝かせ、社会を支えていく存在となる。

特別な存在ではなく、それは一昔前なら、当たり前に存在していた女性たちの在り方。

男性を幼児化させるのではなく、ひことして王に育てていく。

そのプロセスは、全て日本神話の中にあります。

和の心と叡智を学び、次の世代に伝え、神話を忘れた民族とならないように、天照大御神のような尊いめがみを目指し、日々の生活で実践していきましょう。

私たちの魂の本質には、ちゃんとその種があるのです。

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