「出来ない」と「わからない」の違い
感情を抑え込みすぎて、いろいろなことを麻痺させていた私は「自分のために」ということがわかりませんでした。
この場合、出来ないのではなくて、「わからない」が正解です。
そもそも、そんなことを考えてはいけない、自己犠牲が美徳という中で育ってきたので、自己犠牲自体の解釈がズレて間違ったまま固定されてしまった。
そのため、感情を押さえ込んで相手に合わせるという行動パターンが当たり前となっていました。
私の両親は、私が家から離れるという事に関して非常に恐れが強く、門限という名の制限が成人してもずっと家のルールとしてありました。
友達の家にお泊まりもNG。旅行についても公的なもの(学校や会社等の行事)以外は許可が出ない。
よく考えれば、成人してるし別に許可を取る必要もないのですが(笑)
不安が強く、不安定な家族たちがこれ以上不安定になる要因を作りたくない。
そんな思いから、私はそんな状況を受け入れ続けていました。
両親が他界して、離婚もして、自由になってるはずなのに、私はずっとそのルールを守ったままでした。
その事に気づいたのは、感情を解放していいと知って心の土台を育てた時。
その環境しか知らないという事は恐ろしいもので、その価値観でしか生きていないという事
両親の死後、10数年経っているのに私は両親が望んだ私のままでいようとし続けている。
これに気が付かなければ、きっと死ぬまでこのままだったと思います。
やらなかったことをあえてやるという挑戦をしてみる
感情を解放しながら、そこに気づいた時に少しずつですが今までやってこなかったことを選ぶという事に挑戦していきました。
初めて、全くのプライベートで自分のために会いたい人に会いに行きたいところへ旅に出る。
最初はうまくできても、2度目が意外と踏み出せずにまたグルグルしてしまう。
そんな時に出会った1冊の本
この本を読んだ時に、この著者のお二人のお話を直接聞きたい。
湧き上がってくる思いの反面、出来ない理由を並べ立てていく自分がいる。
「どうしよう・・・」と表紙をめくるとカバーに書かれた言葉に目が釘付けになりました。
「この本の内容は99%読み流してください。その代わり、本を読んだ時に感じた1%の直感は、100%信じて行動してください」
もう、降参するしかなかった。
飛行機のチケット、宿の手配、お二人の出版記念講演会のお申し込みを、15分の間に完了させて気づいた事。
取れないと思ってた飛行機のチケット。
空いていないはずの宿。
なぜかひとつだけずつ残っていて、ちゃんと予約が出来てた。
感じた1%の直感を100%信じて行動するってこういう事???
それがきっかけで、私は著者である吉武大輔に出会い、アクセスリーディング、感情の扱い方、7つの習慣など、現在も学び続けています。
今でも迷う事はたくさん出てくるし、心が揺れてブレブレになる事はたくさんあるけれど、感じた1%の直感を大切に行動することで起きる奇跡が日常となっていくという生活を過ごしています。
これを読んで感じたあなたの1%の直感を100%信じて行動してみてください。